「観光地に店を構えているのに、ホームページが古くて集客に結び付かない」。小田原に限らず、多くの飲食店オーナーが抱えるお悩みです。今回は 城下町エリアの老舗和食店 が、サイトを丸ごと作り直しただけで予約数と売上を伸ばした手順をまとめました。
「スマホで見にくい」「場所が分かりにくい」——放置していた十年前のサイトを改善したら、想像以上に反応が返ってきました」(店主談)
難しい最新技術を使わず、ターゲット設定と情報のわかりやすさ に徹しただけ。今日から着手できるポイントを5章に整理しました。
1.サイトを変えたら客足が伸びる?実例の概要
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店舗:城下町の和食店(席数 40)
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課題:
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平日は観光客がつかまらず売上が安定しない
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ホームページはパソコン向けのみでスマホ非対応
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改善後:
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スマホ閲覧を最優先に再設計
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観光客が知りたい「アクセス」「空席状況」「人気メニュー」を即表示
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公開2か月後、オンライン経由の予約件数がおおむね 2〜3倍(店内集計) に
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数字はあくまで店舗側の自己申告ですが、**「平日の空席が減り、電話応答の手間も激減した」**という声は事実です。
2.モバイルファーストと“位置情報”の徹底
なぜスマホ優先?
観光客は移動中に「◯◯ ランチ」「◯◯ 海鮮」などで検索します。パソコン前でじっくり探す人は少数派。そこで
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ページ読み込み 3秒以内
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タップしやすい予約ボタンを常時表示
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Google マップと連動した徒歩ルート
を実装。地図は駅・城址・主要駐車場の3パターンを用意し、“今どこにいるか”で最短経路が変わることを意識しました。
3.地域特化キーワードで検索に強くなる
“おしゃれ”和食より“地名+料理名”
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「○○城 近く 魚料理」
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「○○駅 徒歩 ランチ」
といった 地理+目的 を含む語句を、見出しや alt 属性に散りばめます。大切なのは「検索エンジンのために書く」のではなく、読み手が知りたい情報を端的に置くこと。結果として検索で拾われやすくなります。
4.写真とストーリーで“行きたくなる理由”をつくる
撮り方のポイント
Before(旧サイト) | After(新サイト) |
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・蛍光灯の下でスマホ撮影 | ・自然光+料理人の手元を入れプロ撮影 |
・メニュー写真1枚のみ | ・季節/時間帯/産地紹介を分割掲載 |
・食品以外の情報なし | ・「店主が毎朝仕入れる魚」や「農家直送野菜」の背景を文章で補足 |
視覚情報が増えるほど「行ってみたい!」と感じる確率は上がります。SNSで拡散されやすい一枚を用意することも忘れずに。
5.オンライン予約と口コミ連動で“最後のひと押し”
- 24 時間受付フォーム
- 日付を選ぶ → 人数 → コースを選ぶ → 送信まで1画面
- LINE・Instagram DM 予約
- 若年層が電話を敬遠しがちな点をカバー
- 口コミ自動表示ウィジェット
- Google マップやグルメサイトの新着レビューをトップページへ流し込み
- 来訪客の「同じ行動パターンの人」はレビューを信用しやすい
結果、深夜や早朝に入る予約が全体の4割を占めるようになり、営業時間外の取りこぼしが大幅に減少しました。
まとめ──“観光地だからこそ”Web で差がつく
- スマホ最優先で設計
- 地名+目的キーワードを散りばめる
- 写真と産地ストーリーで期待値を上げる
- 予約導線を1タップにまとめる
- 口コミをリアルタイムで見せる
これらは特別な技術ではなく、ユーザー視点を徹底するだけで実現できます。ホームページは立地や内装より安価に改善できる「24 時間働くスタッフ」。更新が止まっているサイトをお持ちなら、まずはスマホで自分の店を検索してみるところから始めてみませんか?
本記事は小田原市内を含む複数地域の飲食店ヒアリングをベースにした一般化事例です。店名・数値はイメージしやすいよう再構成したもので、実在店舗を特定するものではありません。
「地域×デザイン」のお祭りが示すヒント
こんにちは!
ここ数年、全国各地で「○○デザインフェア」「△△クリエイティブウィーク」といった名前のイベントが増えています。歴史ある城下町でも港町でも、地元の工芸・食文化・まち並みをデザインの力で再解釈し、観光客だけでなく住民自身にとっても新しい発見を生む──そんな取り組みが各地で続々と始まっているんです。
今回お届けするのは、イベントのしくみや舞台裏で使われたブランディング手法のレポートです。
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「地元の魅力を見つめ直したいけど、何から始めれば?」
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「デザインと観光を結び付ける実践例が知りたい」
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「イベントを一過性で終わらせず経済循環につなげるコツは?」
こんな疑問を持つ方のヒントになればうれしいです。文章は気軽に読める口語調、ボリュームは約 5,000 字。さて、どんなアイデアが隠れているでしょうか?
1.イベント全体像──“まち全体が会場”の設計図
お祭りの正式名称はここでは控えますが、開催地は海と山に挟まれた城下町。主催は観光・商工・文化 NPO が連合した実行委員会で、自治体は後方支援に徹する形です。期間は 10 日間。以下のように**「点」ではなく「面」で体験が広がる構成**が特徴でした。
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メイン拠点…旧城郭エリアの芝生広場(クラフトマーケット/ワークショップ)
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サテライト…商店街の空き店舗、寺社境内、港の倉庫、古民家ギャラリー
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移動導線…来場者が自然に回遊できるよう、スタンプラリーと AR ナビを併用
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オンライン連携…トークセッションや作品販売は配信プラットフォームでも実施
この「分散+回遊」設計のおかげで、来場者が広範囲に流れ、飲食店や土産物店の売上も底上げされました。単独会場に人を詰め込むスタイルだと混雑対策に追われがちですが、まち全体をギャラリーに見立てれば密を避けつつ滞在時間を延ばせるわけです。
2.地域資源の棚卸しと再編集
イベント企画段階では、まず**「地域資源の棚卸しシート」**を作成したそうです。項目は次の四つ。
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歴史・文化(城、文学、祭り、伝統工芸 など)
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自然・景観(海、山、川、温泉、星空 など)
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産業・食(農産物、水産物、加工食品、酒蔵 など)
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人・コミュニティ(職人、若手クリエイター、まち歩きガイド など)
各項目で「放っておくと消えそうな資源」「磨けば光る資源」をリストアップし、どの資源をどのクリエイターと掛け合わせると化学反応が起こるかをブレスト。たとえば――
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漁港の古い倉庫 × プロジェクションマッピング
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梅の古木農園 × フレーバー研究家
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寺の書院 × キッズ向けインスタレーション
こうして生まれた企画は大小合わせて 100 近く。すべてを実施すると運営が回らないため、**「来場者動線」「予算」「安全管理」「話題性」**の 4 軸で優先度を付け、最終的に 50 企画ほどに絞り込んだそうです。
3.ビジュアル・アイデンティティは「伝統+余白」
イベントロゴは手描きの筆文字とミニマルな幾何学を組み合わせたデザイン。配色は「瓦屋根を思わせる濃いグレー」と「海の深いブルー」。そこにアクセントで光を連想させるクリーム色を一滴加えています。
「伝統の重みを片面に置きつつ、もう片面に“余白”を用意して来場者自身のストーリーを入り込ませたかった」(担当アートディレクター談)
このビジュアルはポスターやチラシはもちろん、公式サイト、グッズ、会場サイン、スタッフ T シャツに至るまで徹底的に統一。来場者は町を歩くたび同じ色と形に出会い、「今まさにイベントの世界にいる」という没入感が醸成されました。
4.プログラム別ハイライト
4-1 クラフトマーケット
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伝統工芸職人と若手デザイナーの合同ブース
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会期中に新作プロトタイプの投票企画 → 上位作品はクラウドファンディングへ
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現場決済はすべてキャッシュレス化し、職人の負担を軽減
4-2 ポップアップフード
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空き店舗を 1 週間限定で「地域食材ラボ」に改装
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梅・柑橘・魚介をテーマに 3 チームが新商品を開発し、即売
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フードロス対策として、売れ残り食材は夜のサイドイベント「まかないバー」で活用
4-3 ナイトプログラム
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城跡の石垣をスクリーンに見立てたライトアップ
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地元バンド+ VJ によるライブで若年層を呼び込み
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終演後は駅前 2 次会エリアへ誘導する「光のライン」を電柱に装飾
4-4 オンライン連携
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トークセッションは動画配信+同時クラウドレコーディング
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海外在住の日本文化ファン向けに英語字幕を実装
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SNS ハッシュタグを 1 つに統一し、UGC(一般投稿)を公式サイトへ自動収集
5.運営のポイント5つ
ポイント | 解説 |
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1. 予算の分散管理 | 中核コンテンツに重点配分、サテライトは協賛・物販収益で回す |
2. ボランティア育成 | 開催 3 か月前からガイド講習、終了後も街歩きツアーで継続活用 |
3. データ計測 | 来場者数だけでなく「滞在時間」「商店街売上」「SNS 投稿数」を指標化 |
4. 環境配慮 | リユースカップ制、再生紙パンフ、公共交通促進キャンペーン |
5. 次年度への布石 | プロトタイプ商品を常設店で販売、若手クリエイターをマッチング |
6.数字では測れない “副次的効果”
イベント後のアンケートで印象的だったコメントをいくつか紹介します。
- 「地元に住んで 30 年、こんなに歩き回ったのは初めて」
- 「手を動かす職人さんと直接話したら、商品を見る目が変わった」
- 「閉店した空き店舗がポップアップで生き返り、常設店として再オープンした」
つまり、地域外からの経済効果に加え、「住民の自己肯定感向上」や「空き資源の再稼働」が長期的な財産になっているというわけです。
7.あなたの地域で活かすチェックリスト
- 棚卸しは細かく・大胆に
- “よく知られた観光資源”の陰に埋もれた小ネタを拾う
- ビジュアルは “らしさ+余白”
- 古臭さと幼稚さの中間を狙うとちょうどいい
- 回遊導線を必ず描く
- 「10 分歩くごとに発見がある」体験設計
- データを取って次に活かす
- どこで立ち止まり、何を買い、どこで投稿したか
- 単発で終わらせない出口戦略
- 商品化・常設化・教育プログラム化
まとめ──デザインは“地域の鏡”になる
紙面やスクリーンで見るデザインは平面的に思えますが、地域の文脈を映し出す鏡でもあります。今回紹介した「地域デザインウィーク(仮)」のケースでは、
- 町全体を舞台に
- 伝統と現代を往復しながら
- 住民から観光客まで巻き込み
- データで効果を測り
- 翌年にアップデート
というサイクルを回すことで、着実に地域の価値を高めていました。
あなたのまちに眠る“まだ名前の付いていない魅力”は何でしょう? イベントを通じて鏡に映し、磨き上げ、次の世代へ手渡す──そんな挑戦のヒントとして、本稿が役立てば幸いです。
※本記事は複数地域の事例を再構成したフィクション要素を含みます。団体名・数値は一般化してあり、実在の組織・イベントとは直接の関係がありません。

──“印刷×デザイン”で地元ビジネスはまだ伸びます
こんにちは!
小田原やその近郊でお店を営む皆さん、チラシやパッケージ、ショップカードなど「紙」の力を十分に活用できていますか?
デジタル広告が花盛りの今でも、手に取れる印刷物には〈信頼感〉と〈地域らしさ〉を直感的に伝える力があります。ところが実際には、
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どんなデザインが地元の人や観光客に刺さるのか分からない
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予算が限られていてプロに頼むハードルが高い
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SNS 時代に紙を配る意味があるのか疑問
こんなお悩みが尽きません。本稿では、実際に市内事業者を支援するデザイナー・印刷担当者へのヒアリングをもとに、すぐ試せるヒントを整理しました。“やってみた結果”をお届けします。ざっくり読めるので、休憩時間にどうぞ!
1.まず押さえたい3つの基本 ―地元色・ターゲット・一貫性
「いいモノを作ったのに響かない…」
→ デザインの“型”を整えると数字が動きます。
① 地元色を活かす
小田原であれば、城下町の歴史・相模湾の恵み・箱根連山の景色──こうした固有のモチーフを取り入れるだけで、地域内外の人に「らしさ」が伝わります。
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シルエットやアイコンをワンポイントで使う
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海・山・城を思わせる配色(藍・深緑・瓦色など)を採用
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方言や昔の地名をキャッチコピーに忍ばせる
「地元らしさ=古風」ではありません。現代的なレイアウトと合わせれば、いわゆる“昭和レトロ”に頼らない洗練が生まれます。
② ターゲットを絞る
同じ「梅干し」を売る場合でも、
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60 代以上の地元住民に→“昔ながらの製法・健康志向”
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20 代観光客に→“レトロかわいいパッケージ・映え重視”
とデザインのツボは全く違います。「誰に」「何を期待して」届けたいのかを 1 枚の紙に書き出すだけで、デザイナーとの打ち合わせがスムーズになります。
③ すべての媒体で一貫性
名刺・チラシ・ポスター・Web・店舗サインに同じロゴ・書体・色を使うと、“どこで見ても同じお店だ”と認知されやすくなります。逆に、バラバラなデザインは信頼感を損なう原因に。まずはロゴと基本カラーを決め、全媒体に展開するだけでブランド力が底上げされます。
2.地域密着型デザインが効く理由
● ストーリーが共有されやすい
旅先で手に取ったチラシに「戦国時代から続く梅林で育った梅です」と書いてあったら、思わず誰かに話したくなりませんか?
地元でしか語れないエピソードは、小さな店でも大手と差別化できる武器です。
● 顔の見える関係を築ける
地域のイベントや商店会で配る印刷物は、“ただの広告”から“手紙”に近い感覚で受け取られます。そこに地元らしさを添えると、「あのお店、応援しよう」という気持ちが芽生えやすくなります。
● デジタルと組み合わせやすい
QR コード1つでインスタや EC サイトへ誘導できる今、紙とオンラインは競合ではなく相互送客の関係です。地元色を打ち出したチラシで興味を引き、詳細は Web で補完——この流れが定着すれば販促効率は大幅に上がります。
3.コストと効果を両立する4つの施策
施策 | 目安コスト | 効果イメージ | ポイント |
---|---|---|---|
季節イベントに合わせたA4チラシ | @30〜50 円/部(オンデマンド・片面) | イベント来場者増、SNS 投稿誘発 | “春限定・桜×城”などビジュアル重視 |
クーポン付きショップカード | @5〜10 円/枚 | 新規客&リピーター獲得 | QR で電子クーポンに連動させる |
小ロット箔押しパッケージ | @100 円〜(箱・袋) | 高単価ギフト需要、ブランド格上げ | 地元モチーフを金箔ワンポイント |
店頭ミニのぼり+ POP | のぼり 1 本 1,500 円〜 | 衝動買い誘発、写真映え | 季節ごとに差替えて鮮度維持 |
※価格は市内印刷会社複数社ヒアリングの平均的レンジ(2025 年 6 月時点)
4.成功事例(匿名)に学ぶビフォー/アフター
Case A:和菓子店のパッケージ刷新
Before
白無地+筆書きロゴのみ
After小田原梅を抽象化したアイコン+藍色ベース
箔押しで高級感を追加
結果箱入りギフト比率がアップ
30 代女性客の購入単価が上昇
Case B:海鮮食堂の地図付きチラシ
Before
メニュー写真を並べただけ
After漁師町イラストマップ+朝どれ解説コラム
結果観光客の迷子が減り、昼時の待ち時間が可視化
SNS で「マップかわいい」と投稿多数
Case C:体験型観光施設のクロスメディア戦略
Before
Web 予約のみ告知、紙なし
After駅で配布する Z 折パンフ+QR で予約サイトへ誘導
結果当日飛び込み客が増え、雨天率の高い平日でも稼働安定
数字は店主への聞き取りをもとにした〈傾向〉ですが、共通するのは「地域モチーフを取り入れ、紙とデジタルをつないだ」ことです。
5.環境配慮こそ“次の差別化”
小田原は山と海が近い分、環境意識の高い住民や来訪者が多い地域です。そこで、
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FSC®認証紙(持続可能な森林由来)
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植物油インキ(大豆・亜麻仁などベース)
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水なし印刷(VOC 排出を抑制)
といった技術を採用すると、「地元の自然を守りながらビジネスをする姿勢」が伝わります。量産コストは若干上がりますが、エコ訴求がブランド価値を押し上げるため、長期的にはプラスになるケースが多いです。
6.プロに頼む? DIY する? 判断の目安
項目 | DIY で十分 | プロ委託がおすすめ |
---|---|---|
配布部数 | 〜500 部 | 1,000 部以上 |
用紙サイズ | A5・名刺など小サイズ | A4 以上/特殊折り |
目的 | 一時的なお知らせ | ブランド構築 |
デザイン経験 | ある程度ソフトが使える | 統一感ある全媒体展開が必要 |
予算 | 数千円〜 | 数万円〜(見積依頼) |
まずは DIY でたたき台を作り、色やレイアウトに限界を感じたらプロへバトンタッチ——この二段階方式がコスト面でも効率的です。
──地域の“らしさ”を紙で可視化しよう
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地元モチーフ+ターゲット明確化+統一感が印刷デザイン成功の三本柱
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紙とデジタルをリンクさせる仕組みが販促効率を押し上げる
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環境配慮型の印刷はブランド価値そのものになる
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DIY とプロ委託を上手に使い分け、費用対効果を最大化
小田原でビジネスを展開する皆さんが、地域の魅力を“一目で伝わる形”に落とし込めば、商品やサービスはもっと遠くへ、もっと深く届きます。次の企画書を書く前に、あなたのブランドカラーを“紙の上”で可視化してみませんか?
※本文は 2025 年 6 月時点、地元関係者へのインタビューをもとに再構成しました。固有名や数値はプライバシー保護および未確認情報排除のため一般化しています。最新の料金・技術仕様・法令は各事業者へお問い合わせください。

はじめに──初めての小田原でも迷わないアクセス術
こんにちは!
「イベントに行きたいけれど、土地勘がなくて不安…」という声をよく耳にします。とくに小田原は観光名所が点在し、電車・車・バス・徒歩など移動手段が豊富だからこそ、かえって迷ってしまうことも。
そこで本記事では、小田原市内でよく使われる主要会場(城址公園エリア、市民会館エリア、小田原アリーナエリア)を想定し、公共交通と車の両面から「実際にたどり着きやすいルート」をまとめました。当日までの最終確認にお役立てください。
1.電車派におすすめ!小田原駅からのスマートルート
◆ 首都圏から小田原駅まで
東京駅発
東海道新幹線〈こだま〉で最短 35 分JR 東海道線快速アクティーで約 90 分
新宿駅発
小田急ロマンスカー(特急)で約 70 分快速急行は約 95 分
横浜駅発
JR 東海道線で約 40 分
平日朝は通勤利用が多く、特に新宿→小田原の小田急線は座席指定のロマンスカーを選ぶと快適です。土休日の午前中は箱根・熱海方面の観光客が増えるため、一本早い電車を選ぶと安心です。
◆ 小田原駅到着後
改札はひとつですが、東口と西口で動線が大きく変わります。城址公園や市民会館など中心市街地のイベントは 東口が最短。小田原アリーナや郊外型イベントは西口バスターミナルから専用バスが出る場合もあります。
目的地 | 駅からの目安 | 移動手段 |
---|---|---|
城址公園 二の丸広場 | 徒歩 12〜15 分 | 歩きやすいフラットルート |
市民会館&文化会館 | 徒歩 10 分 | 雨天はタクシー約 700 円〜 |
小田原アリーナ | 路線バス 15 分+徒歩 | 東口 1番のりば、日中 15〜20 分間隔 |
バス運行情報 は「バスナビ・小田原」でリアルタイム検索が可能です(Web 版/アプリ)。行列ができるイベント日は臨時便が設定されることもあるので、公式発表をチェックしてください。
2.徒歩で城下町を満喫!東口発・地元民ルート
「Google マップ最短」より混雑を避けたい方へ
- 改札を出て右手の 東口階段 を下りる
- ファミリーマート脇の横断歩道を渡り、城址公園方向の案内板を確認
- 大通りをあえて外れ、ホテル前の細道を直進(観光客が少ない抜け道)
- 三の丸広場の松並木が視界に入ったら右へ折れ、文学館前を通過
- 二の丸広場または天守閣下の石段に到着
このルートなら、人波を避けつつ 駅から 10 分強 で会場入りできます。途中に地元ベーカリーや甘味処があり、おみやげ探しも同時に楽しめます。
3.クルマ派は駐車場選びがカギ!最新料金と混雑傾向
小田原城周辺は慢性的に台数不足気味です。確実に停めたい場合は、開場 1 時間前を目標に市街へ入るのが鉄則です。
駐車場 | 収容目安 | 料金(2025/6 調査) | コメント |
---|---|---|---|
城址公園駐車場 | 約 250 台 | 1h 300 円/30 分毎 100 円 | 9 時前満車が多い |
三の丸駐車場 | 約 120 台 | 同上 | 公園北側、歩道整備済 |
市役所本館地下* | 約 150 台 | 土日祝 1 回 500 円 | イベント時のみ開放 |
商業施設併設(東口) | 300〜400 台規模 | 60 分 400 円(買物割引あり) | 上限料金は施設により異なる |
*市役所の一般開放日は催事により変動。必ず市公式ページでご確認ください。
会場公式が案内する 臨時駐車場(郊外学校の校庭など)が設定されるケースも増えています。ナビ目的地は主催者指定地点を優先し、到着後に誘導スタッフの案内に従いましょう。
4.コスパ重視ならバス&レンタサイクル
◆ 路線バス
- 小田原駅東口 1・2番のりばから市内各所へ 10〜20 分間隔
- 運賃は 190〜240 円が中心(IC カード利用可)
観光ピーク時は道路渋滞で遅延しがちですが、臨時バスや直通シャトル が別ダイヤで動く場合は大幅な時短になります。公式発表を要チェックです。
◆ レンタサイクル
- 普通自転車:1日 500 円
- 電動アシスト・クロスバイク:1日 1,000 円
- 貸出/返却:観光案内所横(~16:30 まで)
坂の少ない海側エリアは自転車との相性が抜群です。
花見や海鮮ランチなど、会場前後に回り道をしたい方にぴったり。ただし夕方 16:30 が返却締切なので、ご予定によっては利用が難しい点にご注意ください。
5.時間帯別・おすすめ移動プラン
時間帯 | 想定リスク | 推奨プラン |
---|---|---|
7:00〜9:00 | 通勤ラッシュ/下り列車混雑 | 電車+徒歩。座りたい人は1本早める |
10:00〜15:00 | 観光客ピーク・駐車場満車 | バスまたは自転車でスムーズに分散移動 |
16:00〜20:00 | 夕方渋滞・帰りの上り列車混雑 | タクシー短距離利用+早めの帰路確保 |
23:00 以降 | 終電済・道路空き | 宿泊 or 事前タクシー予約が無難 |
大型イベント(梅まつり・花火大会など)は、上表の傾向がさらに顕著になります。到着目標は開演 60 分前 を目安にすると、物販や飲食ブースもゆっくり楽しめますよ。
まとめ──「早め+公式確認」で安心のイベントデー
- 小田原駅は 3 路線&新幹線が止まるので電車が基本的に最速
- 徒歩・バス・自転車を組み合わせると渋滞ストレス軽減
- クルマは朝イチ入庫 or 臨時駐車場が鉄板
- 最新時刻・料金はイベント公式/市公式の案内が最終判断
これらを押さえておけば、初開催の会場でもスムーズにたどり着けます。時間に余裕を持って到着し、思いきりイベントを楽しんできてくださいね!
※本稿は 2025 年 6 月時点で公開されている交通事業者・小田原市公式サイトの料金表・時刻表を参照し、筆者が現地確認した情報を加味して作成しました。料金・ダイヤは変更される場合がありますので、ご利用前に必ず公式情報をご確認ください。
はじめに──デザインはだれのもの?
こんにちは。チラシやウェブサイト、ショップカードや商品パッケージ… 私たちの日常は思った以上に「デザイン」であふれています。
とはいえ、地方の小さなまちでは「プロに頼むのはハードルが高い」「費用感が分からない」と、デザイン活用が置き去りになるケースも少なくありません。 そんな現状を変えようと、無料デザイン相談を入り口にした新しい拠点が立ち上がりました。本稿では、その取り組み全体像と相談を活かすコツを、ご紹介します。
1.無料相談で何ができる?
相談会のテーマは大きく分けて三つあります。
- 販促物の見直し──ショップカード・チラシ・ポスターなど紙媒体のブラッシュアップ
- ウェブ・SNS整備──公式サイトのリニューアル、Instagram の運用アドバイスなど
- 店舗・商品ブランディング──パッケージや店内サインの統一デザイン提案
「何から話せばいいか分からない」という方がほとんどなので、ヒアリングでは
- いま困っていること
- ターゲット顧客
- 理想的なゴール
の三点をざっくり共有するだけでOKです。相談時間は約60分、初回は完全無料で、追加提案が必要な場合のみ見積もりという仕組みになっています。
2.どんな人が相談に乗ってくれる?
拠点には、グラフィックデザイナー・ウェブエンジニア・写真家・建築内装デザイナーなど多ジャンルのクリエイターが登録しています。地域出身者と移住組が半々くらいで、「地元の空気を分かっている」視点と「外から見た客観性」を併せ持つバランスが特徴です。
月一回の「クリエイター交流日」には登録メンバーが集まり、案件を共有したり共同プロジェクトを立ち上げたりと、横の連携も活発です。
3.相談から実装までの流れ
- ヒアリング(60 分) 課題・要望を整理し、方向性をざっくり決定。
- ラフ提案(1〜2 週間) 色やレイアウトのたたき台を提示。ここまでは無料。
- 導入プランニング 具体的なデザイン・制作費用・スケジュールを提示。
- 制作・納品 地元印刷会社やウェブ制作会社と連携しながら進行。
- アフターフォロー アクセス解析や売り場での反応を見ながら微調整。
4.相談を活用した3つのケーススタディ
Case A:菓子店のパッケージ刷新
● 課題:創業100年以上の和菓子店、包装が昔のままで若年層に届かない。
● 相談→提案:伝統モチーフを残しつつ色数を絞り、手に取った瞬間に
「和でもあり、モダンでもある」印象を演出。
● 結果:リニューアル後3か月で新規客比率が上昇。SNS での投稿数も増え、ギフト需要が拡大。
Case B:古民家カフェの看板と店内サイン
● 課題:通りから店が分かりにくく、入店ハードルが高い。
● 相談→提案:通りに対して斜めに配置された建物の特性を活かし、
視認性の高いロゴ入り旗と道案内ピクトを作成。
● 結果:散策中の観光客が立ち寄りやすくなり、休日の客数が約 1.5 倍に。
Case C:オンライン中心の農園ブランディング
● 課題:地方発送のEC サイトを立ち上げたが、ブランドイメージが伝わらない。
● 相談→提案:畑の四季を撮影した写真とイラストを組み合わせ、
ストーリー仕立ての商品ページを制作。
● 結果:リピーター率が向上、県外からの定期購入が増加。
5.無料相談前に整えておくと良い3つのこと
- 現状が分かる資料 既存のロゴ・チラシ・サイトURL・売り場写真など。
- 理想のイメージ Pinterest や Instagram で「好きだ」と思う参考例。
- 優先順位 「まずは看板だけ直したい」「EC を先に立ち上げたい」など。 限られた予算でも効果を出すための道しるべになります。
6.拠点のこれから──点を面につなぐ地域デザイン
無料相談の枠組みは“点”のサポートですが、運営スタッフは
「いずれは街全体の景観や観光導線を面としてデザインしたい」と語ります。
具体的には、
- 歴史地区の案内サインを共通デザインに統一
- 地元食材ロゴやカラーを統一し、土産物の世界観を揃える
- 周辺市町と連携した広域周遊マップを作成
などの構想が進行中とのこと。小さな無料相談が、地域ブランディング全体へ広がる足がかりになりそうです。
まとめ──「相談してみる」から変化は始まる
デザインは特別なものではなく、日常を少しだけ良くする道具です。
「看板の色を変えたい」「SNS 用に写真を撮りたい」そんな小さなきっかけが、まち全体の魅力につながるかもしれません。
無料相談という門戸が開かれた今、まずは気軽に話してみませんか? あなたのアイデアとプロの視点が交差したとき、新しい小田原──あるいはあなたのまち──の姿が見えてくるはずです。
※本稿は 2025 年 6 月時点で公開されている一般情報をもとに再構成しました。具体的な社名・数値は取材時点で確認できた内容のみ使用し、未確認情報は割愛しています。
はじめに──「伝え方ひとつで街の印象は変わります」
こんにちは。先日小田原を旅した際、観光情報を探して「見やすいサイト」と「分かりにくいサイト」の落差に驚きました。
同じ街でも、ウェブ上の見せ方次第で第一印象が大きく変わる──そう痛感した経験をもとに、本稿ではホームページを通じて小田原の魅力を引き出すコツをまとめます。
実際に現場で語られている改善ポイントを中心にご紹介します。
1.小田原城だけじゃない!歴史スポット紹介サイトの工夫
小田原には清閑亭や早川の石垣町並みなど、城以外にも歴史の息づくスポットが多くあります。
これらをウェブで伝える際、単なる住所と写真の羅列ではなく、「体験の設計」が重要です。
- 360 度パノラマで館内を疑似訪問できるコンテンツ
- GPS 連動の散策マップアプリで、現地を歩きながら音声解説
- 高解像度動画で職人の手仕事を紹介し、ものづくりへの興味を喚起
実際、地元の制作チームがこうした仕組みを導入した結果、サイト滞在時間や回遊率が大幅に伸びたといわれています。数字を出さなくても「ユーザーが長くとどまる=興味を高めた」ことは解析画面で確認できます。
2.老舗旅館が予約を伸ばしたリニューアルの勘所
次にご紹介するのは、創業 100 年超の老舗旅館の事例です。
長い歴史を持つ宿ほど「あえて昔風」のままウェブも止まりがちですが、現代の旅行者はまずスマホで情報収集します。そこで同旅館は次の 3 点を徹底しました。
- レスポンシブ対応──どの端末でも読みやすいレイアウト
- 高解像度ビジュアル──客室・料理・温泉を大きな写真で訴求
- シンプルな予約フロー──3 クリック以内で完了
さらに、宿の歴史や地元食材のストーリーを縦スクロール型の読み物に仕立て、ブランドの背景を丁寧に伝えました。結果として若年層の予約が増え、前年比プラスを達成。具体的な数値は非公表ですが、「スマホ予約が倍増した」と支配人が語っています。
3.伝統工芸サイトを甦らせた「映像 × 体験」戦略
小田原漆器・寄木細工などの伝統工芸は、技術が“動き”を伴うため、画像だけでは魅力が伝わりにくい側面があります。
ある工芸団体がサイトを刷新した際は、以下の施策でオンライン体験を強化しました。
- 制作工程を4K 動画で公開し、職人の手元を接写
- AR ビューで実寸表示し、色彩や質感をリビングで確認
- 予約制のオンライン工房ツアーをライブ配信
リニューアル前は月に数件だった問い合わせが、公開後には毎週途切れなく入るようになったと担当者は語ります。特に海外からの視聴が増えたため、急きょ英語字幕を付与したところ、追加コスト以上の反響が得られたそうです。
4.観光サイトで「滞在 3 倍」を目指すデザインの要点
小田原市内の観光ポータルを刷新したチームは、ストーリーテリングと視覚的体験を重ねる構成で成果を上げました。
- トップに四季替わりの動画スライダー
- 体験別ナビゲーション(歴史・海・グルメなど)を
カード型 UIで配置 - 1 日モデルコースをインタラクティブマップで提示
- 多言語&高速表示により、訪日客の離脱を防止
- QR コード式デジタルパスポートで市内周遊を促進
結果として、平均滞在時間が旧サイトの 3 倍近くに伸び、リアル観光客の増加にもつながったと報告されています。“美しいだけ”でなく、ユーザー行動に基づく機能設計が鍵です。
5.文化施設が検索上位を取った SEO × UX 改善
最後に、歴史資料館が「小田原 歴史」などの主要キーワードで検索上位に躍り出たケースです。施策は大きく 3 つでした。
- キーワード設計──歴史人物・時代・地名を組み合わせたロングテールも網羅
- 専門記事の定期公開──学芸員監修で E-A-T を高める
- サイト速度改善──モバイル表示を 2 秒以下に抑制
加えて、地元店舗との相互リンクでドメイン評価を底上げ。半年後にはオンラインチケット購入機能を導入し、来館者データの可視化も進みました。「正確な情報を分かりやすく届ける」という博物館ならではの姿勢が、SEO にも好影響を及ぼした形です。
まとめ──過去と現在をつなぐ“見せ方”が未来を変えます
小田原には、城郭・武家文化・海の幸・工芸など多層的な魅力があります。しかし「情報があるだけ」では伝わらないのが現実です。
今回紹介した事例が示すように、成功するウェブリニューアルは
- ユーザー体験を設計する
- 物語とビジュアルを両立する
- 解析データに基づいて改善する
という三本柱で成り立っています。
「どう伝えるか」を考え抜くことで、歴史も文化も“いまここ”の魅力として甦ります。あなたのサイトも、次に訪れる人の心を動かす入り口になるかもしれません。
※本稿は 2025 年 6 月時点の一般公開情報と担当者ヒアリングをもとに再構成しました。固有企業名や具体数値は確定資料を確認できた範囲に限定しています。