小田原×印刷×デザイン:成功する地域ビジネスの秘訣

──“印刷×デザイン”で地元ビジネスはまだ伸びます
こんにちは!
小田原やその近郊でお店を営む皆さん、チラシやパッケージ、ショップカードなど「紙」の力を十分に活用できていますか?
デジタル広告が花盛りの今でも、手に取れる印刷物には〈信頼感〉と〈地域らしさ〉を直感的に伝える力があります。ところが実際には、
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どんなデザインが地元の人や観光客に刺さるのか分からない
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予算が限られていてプロに頼むハードルが高い
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SNS 時代に紙を配る意味があるのか疑問
こんなお悩みが尽きません。本稿では、実際に市内事業者を支援するデザイナー・印刷担当者へのヒアリングをもとに、すぐ試せるヒントを整理しました。“やってみた結果”をお届けします。ざっくり読めるので、休憩時間にどうぞ!
1.まず押さえたい3つの基本 ―地元色・ターゲット・一貫性
「いいモノを作ったのに響かない…」
→ デザインの“型”を整えると数字が動きます。
① 地元色を活かす
小田原であれば、城下町の歴史・相模湾の恵み・箱根連山の景色──こうした固有のモチーフを取り入れるだけで、地域内外の人に「らしさ」が伝わります。
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シルエットやアイコンをワンポイントで使う
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海・山・城を思わせる配色(藍・深緑・瓦色など)を採用
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方言や昔の地名をキャッチコピーに忍ばせる
「地元らしさ=古風」ではありません。現代的なレイアウトと合わせれば、いわゆる“昭和レトロ”に頼らない洗練が生まれます。
② ターゲットを絞る
同じ「梅干し」を売る場合でも、
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60 代以上の地元住民に→“昔ながらの製法・健康志向”
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20 代観光客に→“レトロかわいいパッケージ・映え重視”
とデザインのツボは全く違います。「誰に」「何を期待して」届けたいのかを 1 枚の紙に書き出すだけで、デザイナーとの打ち合わせがスムーズになります。
③ すべての媒体で一貫性
名刺・チラシ・ポスター・Web・店舗サインに同じロゴ・書体・色を使うと、“どこで見ても同じお店だ”と認知されやすくなります。逆に、バラバラなデザインは信頼感を損なう原因に。まずはロゴと基本カラーを決め、全媒体に展開するだけでブランド力が底上げされます。
2.地域密着型デザインが効く理由
● ストーリーが共有されやすい
旅先で手に取ったチラシに「戦国時代から続く梅林で育った梅です」と書いてあったら、思わず誰かに話したくなりませんか?
地元でしか語れないエピソードは、小さな店でも大手と差別化できる武器です。
● 顔の見える関係を築ける
地域のイベントや商店会で配る印刷物は、“ただの広告”から“手紙”に近い感覚で受け取られます。そこに地元らしさを添えると、「あのお店、応援しよう」という気持ちが芽生えやすくなります。
● デジタルと組み合わせやすい
QR コード1つでインスタや EC サイトへ誘導できる今、紙とオンラインは競合ではなく相互送客の関係です。地元色を打ち出したチラシで興味を引き、詳細は Web で補完——この流れが定着すれば販促効率は大幅に上がります。
3.コストと効果を両立する4つの施策
施策 | 目安コスト | 効果イメージ | ポイント |
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季節イベントに合わせたA4チラシ | @30〜50 円/部(オンデマンド・片面) | イベント来場者増、SNS 投稿誘発 | “春限定・桜×城”などビジュアル重視 |
クーポン付きショップカード | @5〜10 円/枚 | 新規客&リピーター獲得 | QR で電子クーポンに連動させる |
小ロット箔押しパッケージ | @100 円〜(箱・袋) | 高単価ギフト需要、ブランド格上げ | 地元モチーフを金箔ワンポイント |
店頭ミニのぼり+ POP | のぼり 1 本 1,500 円〜 | 衝動買い誘発、写真映え | 季節ごとに差替えて鮮度維持 |
※価格は市内印刷会社複数社ヒアリングの平均的レンジ(2025 年 6 月時点)
4.成功事例(匿名)に学ぶビフォー/アフター
Case A:和菓子店のパッケージ刷新
Before
白無地+筆書きロゴのみ
After小田原梅を抽象化したアイコン+藍色ベース
箔押しで高級感を追加
結果箱入りギフト比率がアップ
30 代女性客の購入単価が上昇
Case B:海鮮食堂の地図付きチラシ
Before
メニュー写真を並べただけ
After漁師町イラストマップ+朝どれ解説コラム
結果観光客の迷子が減り、昼時の待ち時間が可視化
SNS で「マップかわいい」と投稿多数
Case C:体験型観光施設のクロスメディア戦略
Before
Web 予約のみ告知、紙なし
After駅で配布する Z 折パンフ+QR で予約サイトへ誘導
結果当日飛び込み客が増え、雨天率の高い平日でも稼働安定
数字は店主への聞き取りをもとにした〈傾向〉ですが、共通するのは「地域モチーフを取り入れ、紙とデジタルをつないだ」ことです。
5.環境配慮こそ“次の差別化”
小田原は山と海が近い分、環境意識の高い住民や来訪者が多い地域です。そこで、
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FSC®認証紙(持続可能な森林由来)
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植物油インキ(大豆・亜麻仁などベース)
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水なし印刷(VOC 排出を抑制)
といった技術を採用すると、「地元の自然を守りながらビジネスをする姿勢」が伝わります。量産コストは若干上がりますが、エコ訴求がブランド価値を押し上げるため、長期的にはプラスになるケースが多いです。
6.プロに頼む? DIY する? 判断の目安
項目 | DIY で十分 | プロ委託がおすすめ |
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配布部数 | 〜500 部 | 1,000 部以上 |
用紙サイズ | A5・名刺など小サイズ | A4 以上/特殊折り |
目的 | 一時的なお知らせ | ブランド構築 |
デザイン経験 | ある程度ソフトが使える | 統一感ある全媒体展開が必要 |
予算 | 数千円〜 | 数万円〜(見積依頼) |
まずは DIY でたたき台を作り、色やレイアウトに限界を感じたらプロへバトンタッチ——この二段階方式がコスト面でも効率的です。
──地域の“らしさ”を紙で可視化しよう
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地元モチーフ+ターゲット明確化+統一感が印刷デザイン成功の三本柱
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紙とデジタルをリンクさせる仕組みが販促効率を押し上げる
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環境配慮型の印刷はブランド価値そのものになる
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DIY とプロ委託を上手に使い分け、費用対効果を最大化
小田原でビジネスを展開する皆さんが、地域の魅力を“一目で伝わる形”に落とし込めば、商品やサービスはもっと遠くへ、もっと深く届きます。次の企画書を書く前に、あなたのブランドカラーを“紙の上”で可視化してみませんか?
※本文は 2025 年 6 月時点、地元関係者へのインタビューをもとに再構成しました。固有名や数値はプライバシー保護および未確認情報排除のため一般化しています。最新の料金・技術仕様・法令は各事業者へお問い合わせください。
Design&Printing 印刷市場
デザイナーが多数所属する印刷市場では、シンプルなオリジナルデザインや個性的、ブランディングなど個々のスキルとご依頼内容を照らし合わせ、デザイナーを選定いたします。個人様・企業様・新規開業などデザインからの作成、aiデータの持ち込みもお受けいたします。ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。弊社実績紹介ページも併せてご覧ください。
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●印刷市場は城下町小田原にあります。
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