G-GLE9JQ4W55
Disgn&Printing印刷市場

パッケージデザインから見る小田原名産品の進化と未来

「小田原でお土産を買うとき、ついパッケージが可愛くて手に取っちゃった」なんて経験、ありませんか?中身の味はもちろん大事だけど、やっぱり第一印象を決める見た目のインパクトってすごいですよね。

観光地としても人気の高いこのエリア。かまぼこや干物、伝統的なお菓子など、美味しい名産品がたくさんありますが、最近お店に並ぶ商品の顔ぶれが少しずつ変わってきています。昔ながらの渋いデザインも素敵ですが、最近は思わず写真を撮りたくなるような、パッケージが急増中なんです。

「うちは味で勝負だから、デザインは二の次」なんて考えていたら、もしかすると大きなチャンスを逃しているかもしれませんよ。実は、パッケージを一新するだけで客層がガラッと若返ったり、売上が驚くほど伸びたりする事例が、ここ小田原や西さがみ地域でも増えているんです。デザインは単なる飾りではなく、商品の魅力を伝える最強の営業マンなんですよね。

そこで今回は、小田原の名産品たちがどのように「見た目」を進化させているのか、その裏側にある戦略やデザインの秘密について深掘りしてみようと思います。売れるパッケージの法則から、これからの時代に求められる捨てずに取っておきたくなる箱の作り方まで、地元の印刷・デザイン会社ならではの視点でたっぷりお届けします。これから商品のリニューアルを考えている方や、もっと自社商品をアピールしたい方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね!

1. 昔ながらのデザインじゃ売れない?小田原の名産品が次々にリニューアルする本当の理由

かつて小田原のお土産といえば、重厚な筆文字に家紋、あるいは荒波のイラストといった、いかにも「伝統ある老舗」を強調したデザインが主流でした。しかし現在、その光景が大きく様変わりしていることに気づきます。パステルカラーの可愛らしい小箱、余白を生かしたミニマルなロゴ、あるいは現代アートのような斬新なグラフィック。なぜ、数百年続くような老舗たちが、こぞってパッケージデザインを刷新しているのでしょうか。

その背景にある最大の要因は、観光客層の若返りと「お土産」に対する価値観の変化です。かつての団体旅行における「職場や近所へ配るための形式的な箱菓子」という需要は減少し、個人旅行客による「自分へのご褒美」や「親しい友人への特別なギフト」としての需要が急増しています。特にInstagramなどのSNSで旅の思い出をシェアすることが当たり前となった現代において、パッケージが「映える」かどうかは、味や価格と同じくらい重要な購買決定要因となっています。手に取った瞬間に心が躍るようなデザインでなければ、数ある商品の中から選ばれることすら難しくなっているのです。

また、ライフスタイルの変化もデザインリニューアルを後押ししています。核家族化や単身世帯の増加に伴い、一本丸ごとの蒲鉾や大量の干物セットは「食べきれない」と敬遠される傾向にあります。そこで各メーカーは、食べきりサイズの個包装や、ワインのおつまみとして楽しめるような少量パッケージを開発しました。商品のサイズダウンに伴い、デザインも重厚長大なものから、雑貨のように気軽に手に取れる軽やかでスタイリッシュなものへと進化する必要があったのです。伝統の味を守り続けるためにこそ、時代に合わせて外見を柔軟に変えていく。これこそが、小田原の名産品が現在進行形で進化を続けている本当の理由なのです。

2. 「パケ買い」される商品はここが違う!小田原で愛されるお土産デザインの秘密

小田原観光の醍醐味といえば、歴史ある城下町散策と美味しいグルメですが、お土産選びにおいて「つい手に取ってしまう」魅力的なパッケージデザインの商品が増えています。「パケ買い」という言葉が定着した現代において、中身の美味しさはもちろんのこと、外見の美しさや可愛らしさが購入の決定打となるケースは少なくありません。ここでは、小田原で愛され続ける名産品の中から、特にデザインが優れている商品の秘密を紐解きます。

まず注目すべきは、伝統的な和の要素を現代的なセンスで再構築した「和モダン」なデザインです。例えば、小田原・箱根エリアを代表する和菓子店では、素朴ながらも洗練された書体や色使いが特徴で、温かみと高級感を同時に演出しています。手書き風の文字や、余白を活かしたレイアウトは、食べる前から作り手の丁寧な仕事ぶりを想像させ、自分用にはもちろん、贈答用としても高い人気を誇ります。

次に、素材の良さを視覚的に伝える「透明感」と「色彩」の工夫も見逃せません。小田原名物である蒲鉾の老舗では、伝統的な板付き蒲鉾の威厳あるパッケージに加え、若い世代やカジュアルなギフトに向けたカラフルでポップなデザインも展開しています。一口サイズの蒲鉾などは、中身の色合いを活かしたパッケージや可愛らしいイラストを採用することで、伝統食品である練り物への心理的なハードルを下げ、スナック感覚で手に取れる親しみやすさを生み出しています。

また、小田原駅前に店を構える老舗店に見られるような、歴史の重みを感じさせる重厚なデザインも、レトロブームの中で新鮮な魅力として捉えられています。梅干しや梅菓子を入れる容器や包装紙にあしらわれた古典的な柄やロゴは、長く続く老舗の信頼の証であり、「本物」を求める観光客の所有欲を刺激します。

このように、小田原で「パケ買い」される商品は、単に派手なだけではありません。「歴史ある街並みに馴染む情緒」「素材への自信」「現代のライフスタイルに合う手軽さ」が見事にパッケージに落とし込まれているのです。思わず写真を撮ってSNSでシェアしたくなるようなフォトジェニックなデザインは、小田原の食文化をより多くの人に広める強力なツールとなっています。お土産売り場を歩く際は、ぜひそのデザインに込められたストーリーにも注目してみてください。

3. 老舗の味を新しい世代へ!パッケージデザインひとつで変わる商品の未来と可能性

小田原には数百年続く歴史を持つ老舗企業が多く、かまぼこ、干物、梅干しといった名産品は確かな品質と味で愛され続けてきました。しかし、消費者のライフスタイルや価値観が多様化する現代において、「味が良ければ売れる」という時代は終わりを告げつつあります。特にZ世代やミレニアル世代と呼ばれる新しい層にアプローチするためには、伝統を守りながらも、感性に響くパッケージデザインへの刷新が不可欠となっています。

老舗が抱える課題の一つに、重厚すぎるパッケージが「古臭い」「敷居が高い」と敬遠されてしまうケースがあります。贈答用としては最適でも、自分へのご褒美やカジュアルな手土産としては選択肢に入りにくいのです。ここで重要になるのが、リブランディングの視点を取り入れたデザインの力です。

パッケージデザインは、単なる商品の包装材ではありません。それはブランドと消費者を繋ぐ最初のコミュニケーションツールであり、商品の価値を視覚的に翻訳するメディアです。中身の味を変えることなく、外見のアプローチを変えるだけで、ターゲット層は劇的に広がります。老舗の味を次世代へと継承していくためには、伝統への敬意を払いながらも、時代に合わせた「装い」へと進化させる柔軟性が、商品の未来と可能性を大きく切り拓くのです。

4. 映えるだけじゃないんです!小田原のヒット商品から学ぶ機能性とデザインの融合

昨今のトレンドワードである「インスタ映え」や「フォトジェニック」。小田原の観光市場でも、鮮やかな色彩やユニークな形状のパッケージに入ったお土産が数多く登場しています。しかし、一過性のブームで終わらず、長く愛され続けるロングセラー商品には、見た目の美しさ以上に重要な共通点があります。それが「機能性とデザインの融合」です。

また、地元の人気店などで見られるパッケージも、機能美の宝庫です。和紙のような温かみのある素材を使いながらも、内側には高いバリア性を持つフィルムを使用し、素材の風味や食感を損なわない工夫が施されています。さらには、お土産として持ち帰る際の「型崩れ防止」と、環境に配慮した「過剰包装の削減」を両立させた構造的なパッケージデザインも、近年特に評価されているポイントです。

消費者は賢くなっています。パッケージを見て「素敵だ」と手に取り、実際に購入して「使いやすい」「美味しい状態が保たれている」と実感したとき、初めてそのブランドのファンになります。小田原のヒット商品は、伝統的な意匠と最新の包装技術を掛け合わせることで、この信頼関係を見事に構築しています。これからの名産品開発において、デザインは単なる装飾ではなく、商品の品質を保証し、価値を最大化するための重要な「機能」として位置づけられていくでしょう。

5. 捨てられない箱を作ろう!これからの時代に求められるサステナブルなパッケージ戦略

商品の開封体験は一瞬ですが、その後のパッケージの行方はブランドの価値を左右する重要な要素となりつつあります。かつては高級感を演出するための重厚な過剰包装が良しとされる傾向にありましたが、環境意識が高まる現代において、開封後すぐにゴミ箱行きとなるパッケージは、消費者にとって「もったいない」という罪悪感の対象になりかねません。そこで今、名産品業界やギフト市場で注目されているのが、「捨てられない箱」、つまりアフターユース(二次利用)を前提としたサステナブルなパッケージ戦略です。

サステナブルなパッケージと言っても、単にプラスチックを減らして再生紙にするだけでは不十分です。重要なのは、消費者が「これは取っておきたい」「デスクの小物入れに使いたい」と直感的に感じる美しさと機能性を備えているかどうかです。

これからのパッケージデザインに求められるのは、商品を守る機能だけでなく、生活の一部として残り続ける「居場所」のデザインです。丈夫な貼り箱や、デザイン性の高い缶、あるいは風呂敷のような布包装など、耐久性があり再利用可能な素材を採用することは、廃棄物を減らすSDGsへの貢献になるだけではありません。消費者の生活空間にその箱が残り続けることで、ブランド名や小田原という産地を日常的に思い出してもらうための、最も有効で持続的な広告戦略となります。
歴史ある職人の街・小田原だからこそ、使い捨ての文化から脱却し、モノを大切にする精神を宿した「捨てられない箱」を作ること。それが、地域ブランドの未来を切り拓き、選ばれ続ける名産品への進化につながるでしょう。

2026.02.24 | SNS
PROFILE:
Design&Printing 印刷市場

デザイナーが多数所属する印刷市場では、シンプルなオリジナルデザインや個性的、ブランディングなど個々のスキルとご依頼内容を照らし合わせ、デザイナーを選定いたします。個人様・企業様・新規開業などデザインからの作成、aiデータの持ち込みもお受けいたします。ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。弊社実績紹介ページも併せてご覧ください。

〈印刷市場でできること〉オリジナルデザイン、テンプレートデザイン、普通紙印刷、特殊紙印刷、大判印刷、デザインのサブスク、名刺、チラシ、ポスター、リーフレット、ロゴ、はがき、封筒、WEB(ホームページ)、シール、のぼり、横断幕、Tシャツ、ハンコ、パッケージ、レーザー彫刻、伝票、タオル、チケット、キーホルダー、冊子、その他オリジナルデザイングッズなど各種制作承ります。

●印刷市場は城下町小田原にあります。
〒250-0865神奈川県小田原市蓮正寺124-2/TEL.0465-38-0663
お問い合わせはこちら 
https://print-ichiba.jp/menu/contact/
メール main@print-ichiba.jp