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Disgn&Printing印刷市場

小田原デザイン始動!無料相談で魅力を再発見

はじめに──デザインはだれのもの?

こんにちは。チラシやウェブサイト、ショップカードや商品パッケージ… 私たちの日常は思った以上に「デザイン」であふれています。
とはいえ、地方の小さなまちでは「プロに頼むのはハードルが高い」「費用感が分からない」と、デザイン活用が置き去りになるケースも少なくありません。 そんな現状を変えようと、無料デザイン相談を入り口にした新しい拠点が立ち上がりました。本稿では、その取り組み全体像と相談を活かすコツを、ご紹介します。


1.無料相談で何ができる?

相談会のテーマは大きく分けて三つあります。

  1. 販促物の見直し──ショップカード・チラシ・ポスターなど紙媒体のブラッシュアップ
  2. ウェブ・SNS整備──公式サイトのリニューアル、Instagram の運用アドバイスなど
  3. 店舗・商品ブランディング──パッケージや店内サインの統一デザイン提案

「何から話せばいいか分からない」という方がほとんどなので、ヒアリングでは

  • いま困っていること
  • ターゲット顧客
  • 理想的なゴール

の三点をざっくり共有するだけでOKです。相談時間は約60分、初回は完全無料で、追加提案が必要な場合のみ見積もりという仕組みになっています。


2.どんな人が相談に乗ってくれる?

拠点には、グラフィックデザイナー・ウェブエンジニア・写真家・建築内装デザイナーなど多ジャンルのクリエイターが登録しています。地域出身者と移住組が半々くらいで、「地元の空気を分かっている」視点と「外から見た客観性」を併せ持つバランスが特徴です。
月一回の「クリエイター交流日」には登録メンバーが集まり、案件を共有したり共同プロジェクトを立ち上げたりと、横の連携も活発です。


3.相談から実装までの流れ

  1. ヒアリング(60 分)  課題・要望を整理し、方向性をざっくり決定。
  2. ラフ提案(1〜2 週間)  色やレイアウトのたたき台を提示。ここまでは無料。
  3. 導入プランニング  具体的なデザイン・制作費用・スケジュールを提示。
  4. 制作・納品  地元印刷会社やウェブ制作会社と連携しながら進行。
  5. アフターフォロー  アクセス解析や売り場での反応を見ながら微調整。

4.相談を活用した3つのケーススタディ

Case A:菓子店のパッケージ刷新

● 課題:創業100年以上の和菓子店、包装が昔のままで若年層に届かない。
● 相談→提案:伝統モチーフを残しつつ色数を絞り、手に取った瞬間に
   「和でもあり、モダンでもある」印象を演出。
● 結果:リニューアル後3か月で新規客比率が上昇。SNS での投稿数も増え、ギフト需要が拡大。

Case B:古民家カフェの看板と店内サイン

● 課題:通りから店が分かりにくく、入店ハードルが高い。
● 相談→提案:通りに対して斜めに配置された建物の特性を活かし、
   視認性の高いロゴ入り旗と道案内ピクトを作成。
● 結果:散策中の観光客が立ち寄りやすくなり、休日の客数が約 1.5 倍に。

Case C:オンライン中心の農園ブランディング

● 課題:地方発送のEC サイトを立ち上げたが、ブランドイメージが伝わらない。
● 相談→提案:畑の四季を撮影した写真とイラストを組み合わせ、
   ストーリー仕立ての商品ページを制作。
● 結果:リピーター率が向上、県外からの定期購入が増加。


5.無料相談前に整えておくと良い3つのこと

  1. 現状が分かる資料  既存のロゴ・チラシ・サイトURL・売り場写真など。
  2. 理想のイメージ  Pinterest や Instagram で「好きだ」と思う参考例。
  3. 優先順位  「まずは看板だけ直したい」「EC を先に立ち上げたい」など。  限られた予算でも効果を出すための道しるべになります。

6.拠点のこれから──点を面につなぐ地域デザイン

無料相談の枠組みは“点”のサポートですが、運営スタッフは
「いずれは街全体の景観や観光導線を面としてデザインしたい」と語ります。

具体的には、

  • 歴史地区の案内サインを共通デザインに統一
  • 地元食材ロゴやカラーを統一し、土産物の世界観を揃える
  • 周辺市町と連携した広域周遊マップを作成

などの構想が進行中とのこと。小さな無料相談が、地域ブランディング全体へ広がる足がかりになりそうです。


まとめ──「相談してみる」から変化は始まる

デザインは特別なものではなく、日常を少しだけ良くする道具です。
「看板の色を変えたい」「SNS 用に写真を撮りたい」そんな小さなきっかけが、まち全体の魅力につながるかもしれません。

無料相談という門戸が開かれた今、まずは気軽に話してみませんか? あなたのアイデアとプロの視点が交差したとき、新しい小田原──あるいはあなたのまち──の姿が見えてくるはずです。


※本稿は 2025 年 6 月時点で公開されている一般情報をもとに再構成しました。具体的な社名・数値は取材時点で確認できた内容のみ使用し、未確認情報は割愛しています。

2025.06.19 | おすすめ
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デザイナーが多数所属する印刷市場では、シンプルなオリジナルデザインや個性的、ブランディングなど個々のスキルとご依頼内容を照らし合わせ、デザイナーを選定いたします。個人様・企業様・新規開業などデザインからの作成、aiデータの持ち込みもお受けいたします。ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。弊社実績紹介ページも併せてご覧ください。

〈印刷市場でできること〉オリジナルデザイン、テンプレートデザイン、普通紙印刷、特殊紙印刷、大判印刷、デザインのサブスク、名刺、チラシ、ポスター、リーフレット、ロゴ、はがき、封筒、WEB(ホームページ)、シール、のぼり、横断幕、Tシャツ、ハンコ、パッケージ、レーザー彫刻、伝票、タオル、チケット、キーホルダー、冊子、その他オリジナルデザイングッズなど各種制作承ります。

●印刷市場は城下町小田原にあります。
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