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Disgn&Printing印刷市場

小田原の魅力を最大化する地域ブランディング戦略

「小田原って何があるの?」と聞かれるたびに、実は魅力がぎゅっと詰まった街だと伝えたくなります。私自身、仕事で地元企業の発信をお手伝いする中で、小田原の“深い魅力”に何度も驚かされました。お城や梅干しだけじゃない、その先にある物語。今回は、私たちが関わった印刷・デザインのプロジェクトを通して、地域ブランディングが観光や地元ビジネスをどう変えたのか、裏側の工夫と学びをご紹介します。どんな印刷物やビジュアルが地域の価値を底上げするのか、実感ベースのインサイトをまとめました。

1. 小田原の隠れた魅力!地元民が教える“ほんとの穴場”

観光名所の陰に隠れた小田原の良さは、日常に息づくスポットにあります。

  • 代々続く和菓子店やお茶処:季節の菓子やお茶が静かに楽しめる、地元の憩いの場。

  • 城跡の展望エリア:相模湾まで見渡せる高台は、混雑を避けて歴史と景色を味わえる穴場。

  • 自然公園の遊歩道:園路を抜けると森の小道。春の花や秋の紅葉など、季節の変化が楽しい。

  • 干物の専門店:丁寧に仕上げた魚の旨みを感じる“日常のごちそう”。

地域ブランディングの起点は、こうした“地元のふだん”を丁寧に可視化すること。派手さより、生活の温度が伝わる切り口が効きます。

2. 地域の宝を世界へ!小田原流ブランディングと印刷のコツ

小田原の印刷・デザイン現場では、地域要素を整理してブランド言語に落とし込む進め方が定番です。

  • 徹底リサーチ:歴史、工芸、景観、特産などを棚卸ししてモチーフ化。

  • 連携設計:観光・商店街・生産者と目的を共有し、ロゴやパッケージ、販促物を一体設計。

  • 紙×デジタル融合:印刷物で世界観を掴ませ、QRやSNSで深掘りと回遊を促す。

パッケージや包装紙に“城下町×海”などの象徴を和モダンに表現しただけで、来訪者の反応が目に見えて高まった例も。産地と物語を同時に届けると、購買理由が増えます。

3. 「小田原」を一瞬で記憶させる、統一デザインのつくり方

街全体の体験をつなぐのは統一感。

  • ビジュアルアイデンティティ(VI):ロゴ、色、パターンを定義し、案内板・パンフ・土産の意匠まで一貫。

  • 色とモチーフ:藍や海・山の色、伝統工芸のパターンを現代のレイアウトに翻訳。

  • 交通×街の連携:主要動線での大型ビジュアルや中継地の掲出で週末の来訪を押し上げる事例が複数。

  • 体験技術:ARやデジタルスタンプで“歩くきっかけ”を用意し、若年層の回遊と発信を促進。

結果として、来訪のきっかけが増え、回遊や購入につながる“面”の体験が作れます(増加幅は施策・時期により異なります)。

4. 地元企業の成功パターン:特産×物語×デザイン

特産を“物語の媒体”に変えると成果が出やすいです。

  • 食の掛け算:地元食材×洋菓子/和菓子の限定品を、写真映えと由来の両面で訴求。

  • 体験連動:製造見学やワークショップと売場をつなぎ、滞在と購買を同時に伸ばす。

  • 農産のブランド化:柑橘・梅などのパッケージ刷新で、都市圏の小売チャネルへ拡大。

  • コラボ酒・限定品:地域モチーフの意匠で土産需要を喚起。

共通点は、“商品”だけでなく背景の文化人の手仕事を、ビジュアルと文章で一緒に届けていること。印刷物はその要に位置します。

5. データで磨く広報戦略:伸び続ける仕組みづくり

成果を継続させるカギは、数字を見て打ち手を調整する仕組み。

  • ペルソナ設計:歴史好き・グルメ志向・ファミリーなど、来訪者像を分けてメッセージ最適化。

  • SNS運用:季節のフォトスポット企画で投稿を促し、常時の話題化を狙う。

  • 回遊導線:デジタルスタンプやクーポンで“もう一歩先へ”を促進。滞在時間や回遊率の改善が見られる事例が多数。

  • 動線分析:匿名データで混雑や人の流れを可視化し、サイン配置や告知タイミングを最適化。

  • 広域連携:周遊パスや近隣エリアとのセット訴求で宿泊率や消費の底上げを図る。

数値の具体化は自地域の実測データで示すのがベスト。印刷・デザインの現場でも、QR流入、予約率、回遊率などのKPIを設定し、紙→Web→来訪の導線を定点観測すると、次の改善が明確になります。


2025.08.12 | SNS
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