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デザイン思考で小田原を活性化!市民相談プロジェクトの内幕

「市民の声」をカタチに!
某市で始まった“みんなでつくる行政サービス”

こんにちは!今回は神奈川県西部の沿岸エリアにある某市で動き始めた、ちょっと面白い取り組みを紹介します。
キーワードはズバリ「市民参加 × 行政アップデート」
お堅いイメージの市役所が、住民のアイデアを拾い上げて“速攻で試してみる”スタイルを導入し、市民から「意外と動きが早い!」と注目されているんです。


1. そもそもどんな取り組み?

市役所には昔から「相談窓口」はありますが、そこに寄せられる声は「対応が遅い」「その場で終わり」になりがち。
そこで某市は相談→アイデア→小規模実証までをワンセットにした“市民協働プロセス”を導入しました。
いわゆるデザイン思考のエッセンスを参考に、共感・課題の言語化・アイデア出し・小さく作る・現場テスト――この5段階をぐるぐる回すのが特徴です。

● 共感&課題の言語化

住民インタビューやオンライン投稿で「生活の中のモヤモヤ」を集めます。
付箋に書き出して壁に貼り、似た内容をまとめて「●●が不便」「▲▲がわかりづらい」など“一文で言える課題”に落とし込み。

● アイデア出し

ホワイトボードを囲んで「どうすれば△△できる?」を連発。
ぶっ飛び案もOK。ここではコストや制度の壁は気にしないのが鉄則です。

● 小さく作る(プロトタイプ)

紙模型や簡易アプリ、イベントの“お試し版”など、すぐ形になる最小パッケージを制作。
ポイントは1〜2週間で作り切ること。完璧よりスピード重視!

● 現場テスト

実際の利用者に触ってもらい、「使いやすい?」「分かりやすい?」をチェック。
ここで得たリアルな声は、次サイクルの改善ネタになります。


2. 具体的に何が動いた? 3つのミニ実例

(1) 空き店舗のチャレンジショップ支援

中心市街地の寂れたシャッター通り問題に対して、市は「短期出店お試し補助」を実施。
公開資料によると、令和6年度までに7件のポップアップ出店が実現し、そのうち複数店が継続営業に漕ぎ着けました。
初期投資を抑えて“実際に売れるか検証できる場”をつくったのがポイントです。

(2) 乗り合いタクシー実証

郊外エリアでは高齢者の移動手段が課題。某市は民間交通事業者と連携し、予約制の乗り合いタクシー実証をスタート。
公式発表では対象地区の高齢者から「外出頻度が増えた」という声が多く、今後の本格運行を検討中とのこと。

(3) 子育て情報ポータル(β版)

「制度がバラバラで探しづらい」と言われていた子育て支援情報を1ページに集約したWebポータルを試験公開。
ユーザーテストでは「検索時間が減った」とのフィードバックが得られ、現在は正式リリースへ改修中です。


3. うまくいった理由 ― 3つのキーワード

  1. スモールスタート … まずは“お試し版”で雰囲気をつかむ
  2. 共通言語 … 付箋・図解・試作品で行政用語を“翻訳”
  3. フィードバックループ … テスト→改善→テスト…を高速回転

4. ぶっちゃけ苦労もいろいろ

もちろんキラキラばかりではありません。担当者いわく――

  • 最初は参加者ゼロの日も。SNS とチラシで地味に呼びかけ続けた
  • 部署間の壁で情報共有が進まず、週1の横串ミーティングを新設
  • 予算の急ブレーキを食らい、地元企業から協賛を集める作戦にシフト
  • 集まりすぎたアイデアを優先順位づけするのが大変(親和図が活躍)

失敗エピソードを“笑い話”にできる文化が根付いたのも、大きな収穫だとか。


5. 「やってみたい!」人へのゆるガイド

  • ステップ1|声を届ける … 市公式LINE・Webフォームから投稿
  • ステップ2|ワークショップ参加 … 月1開催、初心者歓迎
  • ステップ3|試作品テスター … 実証実験のアンケート協力など
  • ステップ4|スポンサー/コラボ … 自社資源を活かした支援もOK

「ちょっと言ってみるだけ」でもOK。第一歩を踏み出す人が増えるほど、まちは変わるスピードが上がります。


6. これからどう広がる?

他自治体の視察もチラホラ。
少子高齢化・財政難といった全国共通の悩みを抱えるまちにとって、“市民参加+スモール実証”は再現性が高いモデルとして期待されています。
広域連携やオンライン共有で、ノウハウが横展開される日も近いかもしれません。


まとめ:モヤモヤを“試作”に変えるだけで、まちは動き出す

今回紹介した某市のチャレンジは、「完璧を目指すより、まず試す」の精神がカギ。
市民がモヤモヤを言葉にし、行政がさっと形にし、現場でテストしてまた直す――。
そのシンプルな循環が、シャッター通りの灯り高齢者の外出といったリアルな変化につながっています。

あなたのまちでも、小さなプロトタイプから始めてみませんか?
“やってみよう”の声が集まれば、意外と早く景色が変わるかもしれませんよ。


※本記事は 2025 年 6 月時点で確認できる公開資料および担当者ヒアリングをもとに構成しています。
本文中の数値は市が公開した実績または担当者談であり、今後更新される可能性があります。

2025.06.05 | おすすめ
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